ボーイスカウトの創始者はイギリスのベーデンパウエル(以下、BP)です。BPは子どもの頃から活発で校庭で何かが行われればいつもその中心でいまいした。彼は音楽や美術の才能にも恵まれ、著書の挿絵は自分で描いています。

 1907年、20人の少年とブラウンシー島でキャンプを行い、大成功をおさめ高い評価を受けました。これが、ボーイスカウトキャンプの最初と言われています。その後、BPは『スカウティング・フォア・ボーイズ』を書き、世界各地へボーイスカウト活動は急速に浸透していきました。

 平成12年11月末現在、216の国と地域で2800万人以上がスカウト活動に参加しています。

ベーデンパウエル

1 班制度
 子ども達は自然と小さなグループを形成して活動して行きます。これを活用したのが班制度です。異年齢集団の班を形成し、班長を中心にほぼすべての活動が班単位を中心にして行われ、ここで協調性、社会性、責任感等を育てていきます。社会教育で多く用いられている班単位の活動はボーイスカウトが確立したと言われています。

2 野外がフィールド
 
野外という自然の中をフィールドにして活動していきます。野外生活技術の習得以上に、大自然のすばらしさにふれることにより、精神的な発達や成長に大きな効果をもたらします。これは多くの研究者が実証しています。

3 進歩制度
 ボーイスカウトは初級から菊章の進級章、スカウト精神・健康と安全・ハイキング・追跡・キャンピング・冒険・社会生活に分類した53個のバッジがあります。それぞれのスカウトの興味と関心と自発的な活動により目標に向かう意欲を養い、ボーイスカウト活動の動機付けとして授与しています。

. ボーイスカウト活動 学校教育活動
中心活動単位 5人から8人の班 40人のクラス
中心活動場所 野外という自然の中 教室という建物の中
進歩制度 個人を単位として自由に取得 学年を単位として一律進級

※野外教育や環境教育の基本を知りたい方はこちらへ
 「環境教育とネイチャーゲーム」(月間社会教育(国土社発行)・平成15年1月号掲載)
  *PDFファイルになります

ボーイスカウト活動と学校教育活動の比較

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ボーイスカウト活動の特徴